Cuさんのオタク日記

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765ASの曲を聞いた話

 どうも.Cuです.このブログ自体は1年ぶりくらいの更新ですね.これからもっと更新していいかもしれませんね.

 この1年でデレマスの沼にハマってしまい,まあまあシャニマスも嗜んできました.いい加減765に手を出せと言われてしまい,まあまあ聞いたので刺さった曲をリストにします.ところで明日有機化学の試験です.

 

 

Miracle Night

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 俺はミラーボール・ラブからイノタクに入ったオタクやぞ.グサグサと刺さる予想はできていました.そもそも去年アソビノオトでイノタクが披露していたのでまあまあ興味があったのですよね.

 さて歌詞を見ていきましょう.

 Hotel Moonsideでは「てんびん座行きのバス」が出てきましたが,この歌詞には「みずがめ座ダンスホール」が登場します.はいそうです宇宙そらの歌です.

 サビ前に

今が未来さ!

というフレーズが入り,イノタク渾身のえーEDMパート*1が流れます.これについて語りましょう.歌い出しは

月が眠る不思議な夜

ねえ秘密の場所

待ち合わせて

さあ出かけよう

割としっとりした雰囲気で始まります. 新月の夜に天体観測をするかのような情景が浮かびますね.

星に綴る願いごとは

この夜全部叶うよ

空も飛べるよ

と続きます.「願いごと」が「叶う」ことがこの曲全体でのテーマの1つになります.次の歌詞を見ていただくと,「空も飛べるよ」というフレーズが綺麗にハマっていることに気付くと思います.

さあナイトローンチ 視界は良好

踊ろうよ みずがめ座ダンスホール 

はりぼてみたいな宇宙船だけど

どこまでもきっと連れていくよ

宇宙船で「空を飛」ぶんですね~ ここで徐々に曲調が盛り上がっていきます.そもそも各行の前に「4」「3」「2」「1」とカウントが入っているのです.まさに宇宙船が飛び立つが如く.そして先ほど紹介した「今が未来さ」と歌うのです.DTMパートのダンサブルな調子は「みずがめ座ダンスホール」で踊るようです.そこからサビが

始まるよ さあ星たちのマーチ

一緒に歌って

この夜空に この夜空に 虹をかけて

物語が終わる前に

ハリーアップ ハリーアップ ハリーアップ

君と踊りたいんだ 笑いたいんだ!

となります.このサビの恐ろしいところは「物語が終わる前に」というフレーズでしょう.いつか夜明けは来てしまうんです.それまでに踊りつくそうというわけです.さてサビ終わりの「笑いたいんだ」はサビはじめのアップテンポな調子と比べ,だいぶ落ち着き,2番Aメロがしっとりと来るように思わせます.しかし

夢じゃないんだよね

夢じゃないんだ

夢じゃないんだ!

 と,もう1回波は押し寄せてくるのです.「夢じゃない」ことをかみしめるように,確かめるように3回「夢じゃない」と歌います.そうして

夢じゃない!

このミラクルナイト! 

このミラクルナイト! 

このミラクルナイト! 

きみがいるんだ

きみがいるんだ!

そしてサビの盛り上がりが再びやってくるのです.

 「今が未来さ」をもう一度見てみましょう.パッと見,浮いているフレーズですが,ここには「いつか叶う願いごと」という存在が歌詞の外にしっかりと生きていることを我々に教えてくれます.そして「いつか」が「今」だということを主人公は歌っているのですね.高らかに願いが叶うことを宣言しているのです.そうしてみるとEDMパートは星たちの祝福のようにさえ聞こえます.尺の都合上2番は詳しく触れませんが,「今が未来さ」は

君が未来さ!

と変わります.「君」といることが願いごとだったのでしょう.「未来」とは願いが叶うことの象徴であり,「君」それ自身が願いなわけです.

 しかしこの曲はハッピーエンドと言い切れない曲なのです.先ほど「物語が終わる前に」という歌詞を引用しましたね.主人公は「君」と遅かれ早かれ引き離されてしまうことを理解しているのでしょう.だからこそ,そこから目を背けるように「夢じゃないんだ」を3回繰り返しているのです.そうです.「確かめるように」と私は表現しましたが,本当は確かめたところで行きつく先は暗闇なことを含めて「確かめ」ているのだと思います.サビの後に「夢じゃないこのミラクルナイト」と繰り返されるのですが,この歌詞もある意味逃避の表れなのかもしれません.2番にはこのような歌詞があります.

書きためていた 願いごとも最後の1つになったよ

届くといいな

 届かないんだろうな……と思ってしまいます.歌詞の後半は

物語が終わる前に

君と 君と 君と

もっと踊りたいんだ 笑いたいんだ!

となります.物語が終わらないことは言及されません.

夢じゃないんだよね

夢じゃないんだ

と歌は終わります.1番サビ後とは大きくことなり上がっていくことなく曲が終わります.

 

 僕は夢は夢として終わってしまったのだと読みます.星空のような曲でした.美しく,しかし夜明けと共に消え去ってしまう儚い曲です.そう人の夢は儚いのでしたね.

 

黎明スターライン

 Miracle Nightの次は「夜明け」の意味を持つ「黎明」スターラインを紹介します.

 「黎明」には新たなはじまりという意味もあります.そうしてみるとスターラインは「スター(ト)ライン」と聞こえなくもないですね.「スターライン」となることでタイトルに「夜明けの流れ星」のような意味を取ることもできます.要するにタイトルから意味がいくつか掛けられているということです.

 プログレ風な曲ということはある程度有識Pならどこかで聞いたことがあると思います.音楽的素養がないなりの視点としては,イントロがまず「らしい」のです.そしてめぐるめく移ろう変拍子は刺さるものがあります.

 先ほど「夜明けの流れ星」と表現しましたが,どちらかというと空に上がっていくロケットのような歌詞をしています.

ふわり 静寂しじまをつらぬき
空の 色が変わってゆく Daylight 

憧れてきた大圏 飛び立て

という歌い出しです.余談ですが「ふわり」はまさにふわりと浮かぶように歌われています.この後は

胸に湧き上がる気持ち 最高?感動? 

いつか 約束した軌跡 Satellite

 となりますが,素晴らしいのは広義の韻です.「最高?感動?」と「Sate/llite」がセットになっています.一瞬振り向いて流れた歌詞を二度見ならぬ二度聞きしてしまいます.あとにも紹介しますが,この曲は二字熟語と英単語を非常にうまく並べえてきます.そしてその歌詞の仕掛けと歌い方が素晴らしいほどマッチしているのです.

さあ!ここから星へ 繋ぐよ声を
どこまでも青く響く よろこび
僕たちはここで 君と出会える
満ち溢れる 期待
到来 黎明 Swing-by! Starline's Day 

サビはこのように流れるのですが,先ほど述べたのと同様に「Swing-by!」「Starline's Day」が二字熟語かのように流れていきます.その自然な流れ行きはまさしく「黎明スターライン」を象徴しているとも言えます.サビの歌詞に話を戻しましょう.「ここから」というのは「宇宙」なのでしょうね.「星へ繋ぐよ声を」とありますが,「どこまでも青く響くよろこび」という表現が続きます.地球の青さが根幹に来る表現です.実際にこの後

聴こえるよ
結び合う絆が照らす  地球の光

というフレーズが続きます.「地球の光」という表現はとても素敵です.我々は地球に立っているのですから,地球の光をそもそも観測することはないのです.宇宙から見ることで初めて見える光景なのですね.

 「僕たち」と「君」が「出会える」場所,宇宙に思いを馳せてみましょう.結論から語らせていただくと,この曲そのものを指しているのでしょう.歌によって歌い手はとくべつな場所(=宇宙)へと飛び立ち,「地球の光(=聞き手)」を感じるのです.勘の良い読者は,ここで「地球の」という詞が効いてくることに気付くでしょう.「光」は大気圏を越えて宇宙まで届きます.ですから「ここ(=宇宙)で出会える」のですね.

 この後オシャレな音がたくさん入ります.音楽的素養がないので詳しく触れません.百聞は一見,否一聴に如かずなので聞いていただきましょう.さてその後もう一度差bいが来るのですが,ラストは

共鳴きょうめい 欣快きんかい 幸甚こうじん 連綿れんめん
感応かんのう 広大こうだい 汎愛はんあい  悠遠ゆうえん
到来 黎明 Swing-by! Starline's Day 

飛び込め!ここまで!

となります.二字熟語ラッシュの意味を大雑把に述べると「心が通じてしてめっちゃ楽しいの続くわ.みんなずっと大好き!」みたいになります.先ほど同様に「Swing-by!」「Starline's Day」は二字熟語のように流れていきます.いやホントにそうなの.

 

 夜明けの流れ星とは言ったものの,情景は澄んだ青空のようにも感じられます.とにかく澄んだ曲です.

 

その他

 書いていたら眠くなってきたし,長くなってきたのでこれ以降は何曲かちょこっと言及して終わりにします.

KisS

 サックスがオシャレすぎる曲です.イントロから良すぎる.そしてソロパートには心臓を握られました.デレとの越境で速水奏に歌ってほしいですね.

 この曲は初見で「俺はお前を知っている!」となった曲です.実際知っていたわけではないんですけどね.過去自分が聞いてきたアニソンを思い返していると,『とらドラ!』の北村キャラソン『失恋サンバ』を思い出しました.『KisS』の作曲は橋本由香利さんです.『失恋サンバ』の作曲は橋本由香利です.こちらからは以上です.

9:02pm

 僕はドリカムのファンでもありまして,この曲を聞いたときの印象がちょうどドリカムでした.たぶんコーラスの雰囲気が追い打ちをかけてきているのですよね.ドリカムの曲紹介になるのですが,これが好きな人は『7月7日、晴れ』『TRUE,BABY TRUE.』や『Nocturne 01』あたりを聞いていただけると幸いです.そういえば『未来予想図Ⅱ』は菊地真さんがカバーしていますね.かなりビックリしました.

I'm so free!

 「これからノーメイクでいつもんところに大集合」という歌詞が好きです.気が置けない仲間とfreeに在ることのすばらしさを言い訳に,そういう仲にしかならないもどかしさを押し殺しているように感じます.あと「マスカラが落ちますから」という歌詞が非常に気に入っています.さらっと流れていくフレーズですが,想像以上に頭のなかにこってりと落ちずに居残ります.

 

おわりに

 いかがでしたか?765ASのオタクが沼におちていく僕はウッキウキで見つめてきて困ります.別のオタクは「まだまだだな」と腕組みしているしなんとかならんのか.次はデレマスの推しと推し曲について書きます.

 あと僕の書いた京大艦これ同好会の記事

kukancolle.hatenablog.com

もよろしくお願いします.

 

おしMy Baby

*1:音楽的素養がないのでEDMとしか表現できませんでした.俺を許してよ.