こんにちは.Cuです.
クイーン+アダム・ランバート ラプソディ・ツアー最高でしたね.CuさんはQueen歴およそ10年くらいでQueenの長い歴史から見ればニワカなのですが,結構好きなので楽しかったです.
今日はFFが良くないツイート
ありがとうございます 今のおれはオススメされた任意のQUEEN楽曲聴くbotなので
— galax (@F5533182) 2024年2月15日
をしていたので,個人的に好きだけどライブでやってもらえなかった微マイナー曲を紹介します.
(このプレイリストから14曲紹介します.最後のほうはグレイテスト・ヒッツに入っているけどやらなかったうち好きなやつを7曲入れています.)
Queen II
いきなりアルバムやんけ!
いいえ.この Queen II はコンセプトアルバムとなっており,すべてをまとめて聞くことに意味があります.やっぱり最初期Queenはプログレとハードロックの間で揺れている気がしますね.もっともどっちも食べて消化までしてしまったからBohemian Rhapsodyが生成されたのですが.
強いて曲ごとに紹介するならやっぱり The March Of The Black Queen でしょうか.この曲と出会っておおよそ10年経ちましたが未だにこれ以上の曲と出会えていません.僕の葬式はこれでいいです.
ちなみにコンセプトアルバムの1曲なので,下のベスト盤収録のほうでないと変なところで切れます.もっというと Queen II 初期盤はトラックとしてのまとまりを優先しているため,本来の最後およそ20秒が次のトラックに押し込められています.
ちなみに Queen II は黒と白の対比というコンセントなので,当然 White Queenもあります.こちらはこちらでフレディの強い歌声がクセになります.
Some Day One Day も捨てがたい.
Keep Yourself Alive
最初期ハードロックをしていたQueenの象徴ともいえるデビュー曲です.
最後のサビの直前にこういう掛け合いがあります.最高すぎる.
Do you think you're better every day
No, I just think I'm two steps nearer to my grave
Brighton Rock
Brighton はイギリスの地名だそうです.ハードロックです.ドが付くレベルのハードロック.
5分のうち半分以上ギターソロです.ある意味ハードプログレって感じ.ライブではギターソロが3倍くらいに伸びます.下を見よ! 12分!
歌詞が結構面白いです.特に一番最後のところ.13のときのCuさんは歌詞カードを見て爆笑しました.
The Prophet's Song
ただのプログレ.しかもYesに近いほうのプログレ.初めて聞いたときかなり衝撃があったのを覚えています.今 Yes 大好きおじさんになってしまったのもさもありなん…….
ちなみに来日公演のときにブライアンが購入した琴(とはいえおもちゃ)が使われています.ノアの洪水がモチーフだそうです.なぜノアの洪水かというと,ブライアンが十二指腸をやったときに洪水の夢を見たのだとか.
長い演奏とコーラスの後に
Oh-oh, children of the land
Love is still the answer, take my hand
とフレディが歌うのは圧巻です.
Sheer Heart Attack
思春期の情熱って感じの曲です.(初恋のことを言っているのだと思っていたけど,さっき読み直したら思ってたんより「青春」そのものの曲だった)
Queenが15の夜を書いたらこうなるって感じの曲です.
Dead On Time
めっちゃいいのに有名になっていない疾走感あふれるハードロックチューン.ギターがえぐすぎる.まぁブライアン本人が書いているから自ら望んで異常リフを刻んでいるんだと思う.
よく聞くと「Dead on time」というのは最後だけで,それ以外は「Leave on time」といっています.基本的に「時間通りにいくぞ!」と歌っているわけですが,最後は「時間通りに死ぬぞ」といって,バカデカボイスで「You're dead!」と叫んで曲が終わります.まぁ詳しい歌詞は自分で確認してください.おもしろいよ.
More Of That Jazz
これ聞いたら Jazz を1周しないとな~という気持ちになります.
アルバムの構成としては Don't Stop Me Now の次にトリとしてコイツが来ます.曲の終盤に「おもしろい」仕掛けがあったあと,最後に「No more of that jazz」と叫んでいるのですよね.ちなみにこのアルバムにジャズの曲は存在しないので,jazzは「たわごと」などと理解するべきで,最後の最後にたわごとはおしまいですと締めちゃうのがいいですね.
Play The Game
グレイテスト・ヒッツにもあるけど紹介.まぁこれはやらんやろなぁと思っていた.
Queenはこの曲からシンセに手を出しました.フレディがヒゲおじさんになったのもここから.フレディのスウィートなボイスとは対照にブライアンのギターとシンセは非常に壮大です.特に2番の後のCパートが本当にすごい.圧倒的.デカいスピーカーで聞いたほうがいい.
Don't Try Suicide
めちゃくちゃおもしろい曲です.
軽いノリで「おいおい自殺やめろって~」と歌っています.書いたのはフレディです.あんだけ色々あってもフレディの死因が自殺ではなく,病死というのがよくわかる.
ちなみに(アメリカ盤と日本盤の)Another One Bites The Dust(地獄への道づれ)のB面です.ウケ.
後期Queen私的ベスト3
Cuさんが好きな後期Queenは全部グレイテスト・ヒッツ II にもいるので紹介しない……といいたいのですが,Innuendoだけは感情が重いのでちょっとだけ書きます.
Innuendo
これはプログレです.実際 Yes のギタリストであるハウがゲストで登場します.
反戦の曲です.ちなみに後期Queenは反戦のケが強い曲が多いです.(The Miracle とか)MVを見るとかなり反戦 songだなと気付けます.
Innuendo とは「戯言」という意味なので世界の争いへのちょっとした愚痴を「まぁ,戯言だけどね」と濁す曲です.大変おもしろいところはあまりにも「戦争的」な曲調であるところでしょう.まずは軍隊の行進を思わせるスネアドラムから始まり,軍艦の大群が押し寄せるかの如くのサウンドが続きます.そして到達するのはさながらミサイルのようなフレディ・マーキュリーのシャウトです.まぁ,聞けよ.
The Miracle
MVでちょっと泣きました.
サムネを見て大方分かる通り,子役がQueenのメンバーのコスプレをして踊るMVです.しかしまたこのコスプレ,初期Queenから数パターン用意されています.このMVだけでQueenのビジュアルの変遷を体験できます.
ちなみに最後の最後でメンバーが登場して子役と一緒に演奏をしてMVは終わります.いいね.
Breakthru
歌い出しは重厚なコーラスなのですが,実はかなり疾走感のあるチューン.MVでは大昔のアメリカ横断ウルトラクイズよろしく蒸気機関車の上で演奏しています.
オンオフがしっかりとした曲で聞き飽きません.サビの直後にグッと沈むところが健康の秘訣ですね.
おわりに
B級映画のテーマ曲も書いているよ!